渦流量計製品紹介

1. 製品概要
VAシリーズ 渦流量計 は、先進的な国家技術を用いて設計・製造された流量測定機器です。安定した信頼性の高い性能を備え、複数の国家特許を取得しています。製造は、国家工業規格JB/T9249-2015「渦流量計」および国家計量検定規則JJG1029-2007「渦流量計検定規則」に厳密に準拠しています。
渦流量計は、飽和蒸気、過熱蒸気、水、油、アルコール、化学原料などの低粘度液体、そして圧縮空気、酸素、窒素、二酸化炭素、天然ガス、混合ガスなどの様々な気体など、様々な媒体を測定できます。冶金、石油化学、軽工業、食品加工、廃水処理などの産業で広く利用されています。

2. 動作原理
渦流量計は、カルマン渦の原理と最新の電子技術を用いて設計・製造されています。渦発生周波数は流体の流速に比例します。特定の条件下では、f = St × v/dという式が適用されます。f：渦発生周波数、v：流速、d：三角形の幅、St：ストローハル定数

流体が渦発生体（三角柱など）を流れると、両側に規則的な渦列（カルマン渦列）が交互に発生します。この渦によって発生する交互の揚力が圧電センサに作用し、交流電荷信号が生成されます。この信号は増幅器によって増幅、フィルタリング、整形された後、電圧パルス信号として出力されます。この渦周波数を検出することで、配管内の流体の流速と体積流量を測定することができます。

3. 流量計の機能
● ガス、液体、蒸気など幅広い媒体に対応。
● 可動部品がなく、信頼性が高く、圧力損失が低いシンプルで堅牢な構造です。
● 高い測定精度、広い測定範囲、ターンダウン比1:10以上。
● 高度な回路設計、強力な全体機能、優れたパフォーマンス。
● 温度・圧力センサーを内蔵し、温度・圧力を補正します。

4. 流量計の設置要件

● 渦流量計は通常水平に設置されますが、垂直または任意の角度に設置することもできます。ただし、液体を測定する場合は、配管内を液体で満たす必要があります。垂直または傾斜した配管に設置する場合は、液体が下から上へ流れるようにしてください。

● 渦流量計の上流側および下流側は、長い直管部を設ける必要があります。上流側および下流側の直管部の長さは配管条件によって異なります。具体的な設置長さおよび直管部の要件は下表に示されています。

流量計設置前の直管長要件

いいえ。	配管タイプ	必要な直管長（L）	注記
1	リデューサー	L ≥ 15D （D：流量計の直径）	上流に同心減速機がある場合
2	肘	L ≥ 23D	上流に90°エルボが1つある場合
		L ≥ 25D	同じ平面に2つのエルボがある場合
		L ≥ 40D	異なる平面に2つのエルボがある場合
3	全開バルブ	L ≥ 25D	上流に全開のバルブがある場合
4	半開バルブ	L ≥ 50D	上流に半開きのバルブがある場合